「一般社団法人ミャンマー人材開発機構」はミャンマーの有力教育機関と全面業務提携し、ヤンゴン市内に教育施設と有能な教師陣を設定し、日本の現場に合わせたキメの細かい研修カリキュラムを確立しております。勿論日本語教育も6ヵ月間充実しており、指示された内容をきちんと理解し、そして正しく報告する能力を養成いたします。 ミャンマーの若者達はこれまで、中近東やアセアン諸国に安価な労働者として出稼ぎ的な就労が主でした。2013年5月に日本とミャンマー間で取り交わされた実習生派遣に関するR/D締結は、そうした不遇な若者達に一筋の明かりと夢を与えるものであります。日本で技術の習得に努め、帰国後は有為な人材として将来の国創りに大きな役割を果たすことが出来るようになります。

ごみ出しルールも覚えた

65-06-02全建センターの研修カリキュラムを習得したミャンマー国籍の外国人技能実習生第1陣(6人)が成田空港に到着したのが2月16日。その後、千葉・柏のル・シエ
ラ国際交流日本語教育センターで1カ月の日本語研修を受けて3月18日、株式会社アサヒ建裝(本社横浜・坂田舟平社長)に赴任しました。
それから約30日の4月13日、実習生らがどんな生活をしているのか―ライターkitamiがちょっとお邪魔してきました。
アサヒ建裝の本社所在地は横浜市青葉区の閑静な新興住宅地。当日は三浦豊会長、坂田舟平社長が迎えてくれました。
三浦会長によると、実習生は3月19日にミャンマー人の通訳を入れた新規入場教育を行い、翌日から2人ずつ分けて、主に現場の清掃、作業の確認など「見習い」として仕事を開始。少しずつ日本の環境に慣れていってもらっているそうです。
お邪魔した当日は朝から強い雨のため、実習生6人のうち、3人の仕事がお休み。そこで彼らのアパートに伺い、30分くらい話を聞かせてもらいました。

アパートは会社から歩いて10分ほど。2DKを3戸、2人ずつ入居しています。
3人に会うと、なんと明るいこと。ニコニコと、会長や社長に対しても、3人ともが“われ先に”と話しかけてきます。その様子で会社に溶け込んでいるのがよくわかりました。
朝は6時ころ起床。7時30分には会社に集合、車で現場まで移動し8時30分から作業開始。昼ごはんは自炊の弁当。夕方は17時30分に仕事が終わり、18時~ 18時30分にはアパートに帰ります。夜は食後にテレビを見たり、インターネットで家族と会話したり。休日は掃除、買い物、料理をしているそうです。
「マークをみて分別。ごみ出しルールも覚えました」というように、日本の生活にも慣れてきています。「桜がとてもきれい」「富士山、見えた」とも。
面白いのは、現場では日本名で呼ばれていること。彼らは母国でも苗字がありません。それに発音も難しいことから、彼らの名前の頭文字をとって、上田、宮田、青木など、ニックネームのように職人さんから呼ばれているそうです。
逆に実習生からは、「人によって喋る言葉が違う」という戸惑いも。喋り言葉の日本語は習っていないのですから、仕方ありません。
すべて少しずつ慣れていき、全建センターの実習生第1陣として後続の「見本」となることを期待しています。

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(大規模修繕工事新聞 第65号)